『若きウェルテルの悩み』 ゲーテ
selected by 外国語科 渡邉 美奈子先生
ロッテに激しい愛情を抱く若きウェルテル。
しかし彼女には婚約者がいた。
恋を諦め、公使秘書となって遠国に赴任するものの、
因習に反抗して罷免され再び町に戻ることに。
「さようなら、愛するウェルテル」
ロッテの言葉に、彼は心の奥で歓喜を燃え上がらせる。
「夫からロッテを奪うことは罪でしょう。
私はその罪で自分を罰します。私は先に逝きます。
弾はこめてあります。ロッテ、さようなら」
――神の前で、永遠に一緒にいたいから。