ペンギン・リーダーズを通して
図書室では、さまざまな本の紹介を通じて「読書」の魅力を伝えるだけでなく、
本を通じて「学習」を支える取り組みも行なっています。
その一例が、『ペンギン・リーダーズ』シリーズです。
全編が英文で書かれた同シリーズでは、
『不思議の国のアリス』、『ハイジ』といった“歴史的”名作のほか、
『ベイブ』などの比較的新しい作品も取り上げられています。
親しみやすい題材を通じて、楽しく英語を学んで欲しいという思いから、
英語科の推薦図書として購入したものです。
作中で用いられている単語数によって、
「Easystartsレベル(200語)」から「レベル6(3000語)」までの7段階に
難易度が設定されています。
このうち、現在図書室に所蔵しているのは、
「レベル2(600語)」と「レベル3(1200語)」です。
4月の下旬には、英語科の常森教諭と協力して、
「キャリア」の時間を使って『ペンギン・リーダーズ』を用いた
自習の機会を設けました。
生徒たちには、各自が選んだ一冊について、
英文で「ブックレポート」をまとめるという課題が出されました。
熱心に集中して取り組む生徒たちの姿が印象的でした。
これから、“学習するための図書室”としての
こうした取り組みもお伝えしていきたいと
考えています。
※英語科の「キャリア」とは
本(英語)に対する興味・関心を持ち、英語を将来の可能性を広げる一端とするために、
継続して学習する姿勢を養うことを目的として、英文読解や英作文に重点的に取り組む授業です。