こころ #selected by 国語科
『こころ』 夏目漱石
selected by 国語科 古林ひろみ先生
人間のエゴと倫理を深く追求した小説。
人は追い詰められた時、
自分の中に潜む“エゴイズム”と向きあうことになる。
そのエゴにより、
人に裏切られ人間不信に陥る苦しみと、
人を裏切り罪悪感に苦しむ
両面が描き出されている。
明治の終焉を背景に、
自殺という重いテーマを表現しているが、
その部分を省いて捉えても、
人間が抱えるいくつかの大きな課題を
深く考える機会が得られることと思う。
* 先生の1冊とは?